民間の介護保険・医療保険は、老人ホームの費用に使えるか
親が入っている民間の介護保険や医療保険が、老人ホームの費用に使えるか。答えは、契約に書かれた支払いの条件で決まります。確かめ方と、契約が分からないとき・本人が請求できないときの方法をまとめました。
公的な介護保険と、民間の保険の違い
| 公的な介護保険 | 民間の介護保険・医療保険 | |
|---|---|---|
| 仕組み | 40歳以上が入る国の制度で、介護サービスの費用の多くを保険が払う | 保険会社の商品で、契約で決めた条件を満たすと、お金が支払われる |
| 老人ホームでの使い方 | 施設で受ける介護サービスに使う(自己負担は1〜3割) | 支払われたお金を、施設の費用にあてられる |
| 条件 | 要介護・要支援の認定 | 契約ごとに違う |
支払いの条件は、契約の書類で確かめる
民間の介護保険は、「公的な介護保険で要介護2以上と認定されたとき」のように公的な認定と結びついたものもあれば、保険会社が決めた基準で判断するものもあります。支払われ方も、一時金や毎年の年金など、契約によって違います。
医療保険の多くは、入院や手術が支払いの条件です。老人ホームでの暮らしは入院ではないため、ふつうは施設の費用そのものには使えません。ただし、入院中の分は、施設に移る前でも後でも請求できます。
- 1保険証券を探す
保険会社の名前、契約の番号、何の保険かが書かれています。
- 2契約のしおり・約款を読む
「どんなときに、いくら支払われるか」が書かれています。
- 3保険会社に問い合わせる
契約の番号と、契約者・被保険者の名前を伝えると、話が早く進みます。
保険金を請求できる権利は、法律では3年で時効になります(保険法95条)。入院していた分の請求を忘れていないか、施設に移るときに確かめておきます。
親がどの保険に入っているか分からないとき
生命保険協会の「生命保険契約照会制度」を使うと、加盟している生命保険会社に、契約があるかどうかをまとめて照会できます。ご本人の判断する力が落ちたときや、亡くなったときに使えます。照会できるのは法定代理人や一定の範囲のご家族などで、費用は1回3,000円です。
回答は「契約があるかどうか」だけです。中身の確認や請求は、それぞれの保険会社に問い合わせます。
本人が請求できないとき
契約に「指定代理請求」の特約が付いていれば、あらかじめ指定されたご家族が、本人の代わりに請求できます。付いているかどうかは、保険証券か保険会社で確かめます。付いていないときは、成年後見人(家庭裁判所が選ぶ、財産の管理や契約を任される人)などが請求することになります。
施設の費用の見立ては、ご相談ください
保険から入るお金、年金、預貯金を合わせて、月々いくらまでの施設なら続けられるかを一緒に考えます。保険が使えるかを確かめる先もご案内します。
かんたん相談
3つ選ぶだけで、ご相談の準備ができます
30秒ほどで終わります。お名前やご住所は要りません。選んだ内容は、LINEならそのまま送れます。お電話のときは、選んだ内容をお伝えいただくだけで結構です。費用の目安は、お電話ならその場でお伝えします。
1いつまでに、入居先が必要ですか
2月々のご予算は(介護保険の自己負担も含めた総額)
3医療的なケアはありますか
野池 怜溫— 株式会社Flashark 代表取締役。東京・名古屋・浜松の3拠点で、病院の地域連携室・ケアマネジャー・ご家族から老人ホーム探しのご相談を受けています。高住連の「高齢者向け住まい紹介事業者届出公表制度」に届け出ています(届出番号 25-1048)。
Instagramでも発信しています — 施設の種類・費用・入居までの流れを、図でご説明しています。@flashark_kaigo →
費用の見立てから、ご相談を承ります
「年金はこれくらい」「退院を告げられた」といった、ひと言だけでも構いません。そこから一緒に整理します。
受付 8:00〜20:00/年中無休/無料でご相談いただけます
病院の相談室・ケアマネジャーの方は、病院・ケアマネジャーの方へのご案内 →