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費用

民間の介護保険・医療保険は、老人ホームの費用に使えるか

親が入っている民間の介護保険や医療保険が、老人ホームの費用に使えるか。答えは、契約に書かれた支払いの条件で決まります。確かめ方と、契約が分からないとき・本人が請求できないときの方法をまとめました。

野池 怜溫(株式会社Flashark 代表取締役)/ 公開 2026年10月13日

公的な介護保険と、民間の保険の違い

公的な介護保険民間の介護保険・医療保険
仕組み40歳以上が入る国の制度で、介護サービスの費用の多くを保険が払う保険会社の商品で、契約で決めた条件を満たすと、お金が支払われる
老人ホームでの使い方施設で受ける介護サービスに使う(自己負担は1〜3割)支払われたお金を、施設の費用にあてられる
条件要介護・要支援の認定契約ごとに違う

支払いの条件は、契約の書類で確かめる

民間の介護保険は、「公的な介護保険で要介護2以上と認定されたとき」のように公的な認定と結びついたものもあれば、保険会社が決めた基準で判断するものもあります。支払われ方も、一時金や毎年の年金など、契約によって違います。

医療保険の多くは、入院や手術が支払いの条件です。老人ホームでの暮らしは入院ではないため、ふつうは施設の費用そのものには使えません。ただし、入院中の分は、施設に移る前でも後でも請求できます。

  1. 1
    保険証券を探す

    保険会社の名前、契約の番号、何の保険かが書かれています。

  2. 2
    契約のしおり・約款を読む

    「どんなときに、いくら支払われるか」が書かれています。

  3. 3
    保険会社に問い合わせる

    契約の番号と、契約者・被保険者の名前を伝えると、話が早く進みます。

請求には期限があります

保険金を請求できる権利は、法律では3年で時効になります(保険法95条)。入院していた分の請求を忘れていないか、施設に移るときに確かめておきます。

親がどの保険に入っているか分からないとき

生命保険協会の「生命保険契約照会制度」を使うと、加盟している生命保険会社に、契約があるかどうかをまとめて照会できます。ご本人の判断する力が落ちたときや、亡くなったときに使えます。照会できるのは法定代理人や一定の範囲のご家族などで、費用は1回3,000円です。

回答は「契約があるかどうか」だけです。中身の確認や請求は、それぞれの保険会社に問い合わせます。

本人が請求できないとき

契約に「指定代理請求」の特約が付いていれば、あらかじめ指定されたご家族が、本人の代わりに請求できます。付いているかどうかは、保険証券か保険会社で確かめます。付いていないときは、成年後見人(家庭裁判所が選ぶ、財産の管理や契約を任される人)などが請求することになります。

施設の費用の見立ては、ご相談ください

保険から入るお金、年金、預貯金を合わせて、月々いくらまでの施設なら続けられるかを一緒に考えます。保険が使えるかを確かめる先もご案内します。

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  1. 1いつまでに、入居先が必要ですか

  2. 2月々のご予算は(介護保険の自己負担も含めた総額)

  3. 3医療的なケアはありますか

この記事を書いた人

野池 怜溫— 株式会社Flashark 代表取締役。東京・名古屋・浜松の3拠点で、病院の地域連携室・ケアマネジャー・ご家族から老人ホーム探しのご相談を受けています。高住連の「高齢者向け住まい紹介事業者届出公表制度」に届け出ています(届出番号 25-1048)。

Instagramでも発信しています — 施設の種類・費用・入居までの流れを、図でご説明しています。@flashark_kaigo →

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