- 生活保護
- 市をまたぐ入居
住んでいる市と入居先の市が違う。生活保護の窓口を先に確定させた
80代の方。お一人暮らしで、入院先からは早期の退院を求められていました。年金は月8万円台。お子さまも年金生活で、経済的な援助は難しい状況でした。ご希望の施設は、お住まいの市とは別の市にありました。
- ご年代
- 80代
- ご相談時の状況
- お一人暮らし。入院先から早期の退院を求められていた
- 収入
- 年金 月8万円台
- ご家族
- お子さまも年金生活で、援助は難しい
- 起きていたこと
- お住まいの市と、ご希望の施設がある市が違う
- 記録
- 2回の相談記録
どちらの市が担当するかが決まり、退院の時期に間に合う形で入居を調整できました。
01生活保護は、どの市が担当するかで手続きの入口が変わります
生活保護の申請は、どの自治体が担当するかが決まってからでないと進みません。ふだんは迷うところではありませんが、住んでいる市と入居先の市が違うと、そこが論点になります。
施設の種類によっては、移ったあとも、もとの市が引き続き担当することになっています。ただし、どちらが担当するかが確認できるまで、申請は前に進みません。
一方で、退院は急がれていました。施設のほうは、費用の裏付けが取れないと入居を決められません。この板挟みで、何週間も止まることがあります。
02両方の市に、同時に当たりました
片方に聞いて、「うちではない」と言われてからもう片方に聞く。この順番だと、時間が倍かかります。
- 1両方の市の福祉の担当へ、同時に照会
どちらが担当するのかを確かめました。
- 2どちらに決まっても止まらないよう、両方に状況を説明しておく
決まってから一から説明するのではなく、先に話を通しておきました。
- 3確定を待つ間に、今のお住まいの市で相談・申請を先行できないかを確認
待つ時間をゼロにするためです。
- 4もとの市の介護保険・生活保護のまま移れるかを整理
ご家族に、見通しを言葉にしてお伝えしました。
- 5年金の額から月額の上限を確定させる
その範囲で入れる施設に絞りました。
03同じところで止まらないために
「退院してからでないと申請できない」と言われることがありますが、申請そのものは入院中でもできます。ただ、退院後にどこで暮らすかが決まらないと、支給される額の計算が固まりません。そのため実際には、退院の見通しと申請の時期をそろえて組み立てることになります。
費用が年金だけでは足りないと分かった時点で、早めに福祉の窓口に相談を始めます。施設を決めてからでは、間に合わないことがあります。
よくあるご質問
- 別の市の施設に入ると、生活保護はどうなりますか
- 施設の種類によっては、もとの市が引き続き担当します。ただ、扱いは状況で変わるため、両方の市に確かめてから進めます。
- 生活保護を受けていると、入れる施設は限られますか
- 限られますが、あります。生活保護の方の入居に慣れている施設があり、そうした施設を中心に探します。
掲載しているのは実際にお引き受けしたご相談ですが、個人が特定されないよう内容を加工しています。お名前・施設名・病院名は書いていません。年代は10歳の幅に丸め、地域は都道府県までにとどめています。ご相談の経過や結果は、お一人ずつの状況によって変わります。
野池 怜溫— 株式会社Flashark 代表取締役。東京・名古屋・浜松の3拠点で、病院の地域連携室・ケアマネジャー・ご家族から老人ホーム探しのご相談を受けています。(高住連)紹介事業者届出公表制度(届出番号)25-1023。
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