- 透析+認知症
透析通院と認知症。入れる施設が限られる中での調整
週3回の透析通院が必要で、あわせて認知症もお持ちでした。
- ご相談時の状況
- 週3回の透析に通っている
- あわせて
- 認知症がある
- 確かめたこと
- 透析先との距離、送迎、認知症のケアの範囲
透析を続けながら生活できる環境をご提案し、ご入居につながりました。
01片方なら対応できても、両方となると候補が減ります
週3回の透析に通う方を支えている施設はあります。認知症のケアに慣れている施設もあります。ところがこの2つが重なると、候補は大きく減ります。
理由は単純で、透析は決まった曜日・決まった時間に必ず出かける必要があるからです。送り出しと迎えの手が、週に3回、固定で取られます。そこに、出かけるのを嫌がる日がある、行った先でじっとしているのが難しい、といった事情が重なると、施設側は「うちでは見きれない」と考えます。
02送迎を誰がするのか。ここが最初の分かれ道です
透析の行き帰りは、一般に次のどれかになります。どれになるかで、費用も候補の数も変わります。
| 行き帰りの方法 | 押さえておくこと |
|---|---|
| 透析先の送迎バス | 停留所まで自力で行ける方が前提のことがあります |
| 施設の車で送る | 職員の手が3回分取られるため、できる施設は限られます |
| 介護タクシー | 確実ですが、回数分の費用がかかります |
| ご家族が送る | 週3回を続けられるかを、はじめに現実的に考えます |
このご相談では、透析先の病院と施設の距離、送迎ができるかどうかを、いちばん先に確かめました。ここが成り立たない施設は、ほかがどれだけ良くても候補になりません。
03認知症のほうは、「程度」ではなく「何が起きるか」で伝えます
「認知症です」とだけ伝えても、施設は判断できません。どんな行動があるのか、どの時間帯なのか、何をすれば落ち着くのか。そこまで揃うと、「それならうちでも見られます」という返事が返ってくることがあります。
- 1症状の程度を看護スタッフが確認
対応できる範囲を整理し、施設に伝える形にまとめました。
- 2透析を続けられる体制かを、両方に確認
施設だけでなく、透析先の病院にも確かめました。片方だけの返事では動けません。
- 3透析の日の1日の流れを合わせる
出発の時間、戻ってからの食事や入浴の時間を、施設の1日に当てはめて無理がないかを見ます。
よくあるご質問
- 透析をしていると、入れる施設は少ないですか
- 少なくなりますが、あります。まず透析先の場所を伺って、そこから通える範囲で探します。施設を先に決めてから透析先を変える形は、ご本人の負担が大きいのでおすすめしていません。
- 送迎の費用は、月額に入っていますか
- 施設によります。月額に含む施設、1回ごとに実費がかかる施設、介護タクシーを手配する施設があります。週3回だと差が積み重なるので、見学のときに必ず確かめます。
掲載しているのは実際にお引き受けしたご相談ですが、個人が特定されないよう内容を加工しています。お名前・施設名・病院名は書いていません。年代は10歳の幅に丸め、地域は都道府県までにとどめています。ご相談の経過や結果は、お一人ずつの状況によって変わります。
野池 怜溫— 株式会社Flashark 代表取締役。東京・名古屋・浜松の3拠点で、病院の地域連携室・ケアマネジャー・ご家族から老人ホーム探しのご相談を受けています。(高住連)紹介事業者届出公表制度(届出番号)25-1023。
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