- たんの吸引
- とろみ食
- 体重30kg台
1日1〜3回の吸引と、とろみ付きのペースト食の両方に対応できる施設を探した
80代の方。脳血管疾患で入院中。体重は30kg台まで落ち、食事はミキサーにかけたペースト食で、水分にはとろみが必要な状態でした。1日1〜3回の吸引があり、移動は全介助です。
- ご年代
- 80代
- ご相談時の状況
- 脳血管の病気で入院中
- 食事
- ミキサーにかけたペースト食。水分にとろみが必要
- 体重
- 30kg台まで落ちていた
- たんの吸引
- 1日1〜3回
- そのほか
- 移動は全介助。夜の独り言、昼夜の逆転あり
たんの吸引と、飲み込みやすくした食事の両方に対応できる施設をご提案し、ご入居につながりました。
013つ重なると、候補は一気に減ります
たんの吸引ができる施設は、そもそも限られます。そこにペースト食ととろみ、さらに体重が30kg台まで落ちていることへの栄養管理が重なりました。
加えて、夜に独り言が出る、昼と夜が逆転しているという事情がありました。夜の時間帯に人がどれだけいるかも、条件に入ります。
02たんの吸引は、「できるか」ではなく「いつできるか」を聞きます
たんの吸引は、看護師のほか、研修を受けて登録された介護職員も行えます。ですから「対応可」と答える施設はあります。問題はそこではありません。
確かめるのは時間帯です。日中は看護師がいるので対応できるが、夜はできる職員がいない。そういう施設があります。1日1〜3回の吸引のうち夜に必要になることがあるなら、夜に対応できない施設は候補から外します。
| 確かめること | 聞き方 |
|---|---|
| 吸引ができる時間帯 | 「夜勤の時間帯にも、吸引できる職員がいますか」 |
| 食事の形の段階 | 「ペーストの段階はどこまで対応できますか」 |
| とろみの調整 | 「とろみの濃さは、その方に合わせて変えられますか」 |
| 栄養の管理 | 「体重が落ちている方に、どんな対応をしていますか」 |
| 夜の職員の人数 | 「夜勤は何人ですか」(人数は施設の規模で違います) |
| お薬の管理 | 「種類が多い場合、どのように管理していますか」 |
「ペースト」「ミキサー」「ソフト食」といった呼び方は、施設によって指すものが違うことがあります。病院で出ていた食事の段階を、そのまま同じ言葉で伝えても通じないことがあるため、実際の形状で確かめます。
03進めたこと
- 1吸引ができる時間帯を施設ごとに確認
夜を含めて対応できるかどうかで絞りました。
- 2食事の形ととろみを、どこまで個別に合わせられるかを確認
段階の呼び方ではなく、実際にどうするかを聞きました。
- 3お薬の管理体制を確認
服薬の種類が多かったため、ここも条件に入れました。
- 4昼夜が逆転している前提で、夜の職員配置を条件に加える
夜に人が少ない施設では、ご本人もまわりも消耗します。
よくあるご質問
- たんの吸引があると、入れる施設は少ないですか
- 少なくなりますが、あります。「できるかどうか」より「夜もできるかどうか」で絞られることが多いので、必要な時間帯を先に整理します。
- 病院と同じ食事を、施設でも出してもらえますか
- 同じとは限りません。呼び名が同じでも中身が違うことがあります。病院で出ている食事の形を具体的に伝えて、施設側で用意できるかを確かめます。
掲載しているのは実際にお引き受けしたご相談ですが、個人が特定されないよう内容を加工しています。お名前・施設名・病院名は書いていません。年代は10歳の幅に丸め、地域は都道府県までにとどめています。ご相談の経過や結果は、お一人ずつの状況によって変わります。
野池 怜溫— 株式会社Flashark 代表取締役。東京・名古屋・浜松の3拠点で、病院の地域連携室・ケアマネジャー・ご家族から老人ホーム探しのご相談を受けています。(高住連)紹介事業者届出公表制度(届出番号)25-1023。
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